合同会社DeCMOは本日3周年を迎えました

大切な皆さまへ。

本日、合同会社DeCMOは3周年を迎えました。
これまで弊社の活動を信頼し、支えてくださったすべての皆さまに、心より御礼申し上げます。

代表として、この3年間を振り返って

DeCMOを立ち上げた当初から、私が一貫して大切にしてきたのは、
「人を起点にした組織支援を、継続可能な事業として成立させること」でした。

理念や想いだけでは、現場は変わりません。
一方で、効率や成果だけを追えば、人が疲弊していく現実も見てきました。

その両立を、逃げずに引き受ける。
それが、代表としての私の役割だと考えています。

3年という時間を経て、この考え方は、DeCMOの事業姿勢として少しずつ形になってきたと感じています。

経営を支える、信頼できる協働関係

共同代表の加藤、アドバイザーの田中とは、
立場や専門性の違いを前提にしながら、常に率直な意見交換を重ねてきました。

私たちはよく、
「来世でも必ず出会おう」「その時、どんな場所でどんなビジネスをしようか」
といった話をしますが、それは単なる想像で楽しんでいるだけではありません。

価値観・判断基準・人への向き合い方において、
長期的に協働できる信頼関係があると確信できるからこそ出てくる言葉だと思っています。

この関係性が、DeCMOの意思決定と品質を支えています。

クライアントとの関係性と、DeCMOの立ち位置

DeCMOのクライアントの皆さまからは、
日常的な小さな相談から、組織や人材に関わる中長期的な課題まで、幅広くお声がけをいただいています。

私たちは、
「答えを提示する外部コンサルタント」ではなく、
課題を構造的に整理し、実行可能な形に落とし込む伴走者であることを目指してきました。

その姿勢を信頼し、
「一度きりではなく、継続的に相談できるパートナー」として選んでいただけていることは、
事業としても大きな財産です。

3年の足跡が示しているもの

この3年間で積み重ねてきたのは、
ノウハウや実績だけではありません。

  • 現場に無理を強いない支援の在り方
  • 誰かを悪者にしない問題整理の視点
  • 忖度や感情論に偏らない、冷静で誠実な対話

こうした姿勢そのものが、DeCMOの価値であり、信頼につながってきたと考えています。

これからに向けて

4年目を迎えるにあたり、DeCMOは引き続き、

  • 現場理解に基づいたカスタマイズ支援
  • 人と組織の関係性を中長期で整える視点
  • 専門職が安心して力を発揮できる環境づくり

を軸に、事業を展開してまいります。

代表として、感情だけでも、数字だけでもない、
両方に責任を持つ経営を続けていく所存です。

最後に

これまでDeCMOに関わってくださったすべての皆さまへ、
あらためて深く感謝申し上げます。

そしてこれからも、
信頼に足るパートナーとして選ばれ続ける会社であるために、歩みを止めずにまいります。

共同代表の加藤と3周年を祝いしました

今後とも、合同会社DeCMOをどうぞよろしくお願いいたします。

合同会社DeCMO
代表社員 松本優季

「3年目のDeCMOが信じていること──“意味のある変化”は、現場からしか生まれない」

創業3年を迎えて思うこと

DeCMOを立ち上げてから、あっという間に3年が経とうとしています。
この3年間で、私たちは大小さまざまな歯科医院の「変わりたい」という現場に立ち会ってきました。
振り返ってみると、私たちが一番大切にしてきたのは「経営者(=院長)の構想」と「現場の実感」をどうつなぐか、ということだったように思います。

「経営者の目線」だけでは、動かない

戦略を整理し、数字を整え、プレゼンを磨く──経営の上流での仕事は確かにスマートです。
けれど、そこに“現場の手触り”がなければ、組織は動きません。
どんなに優れた戦略でも、現場が「やってみよう」と思えなければ、変化は始まらないのです。

「成果」ではなく「意味」から始める

私たちがご一緒してうまくいったプロジェクトには、共通点があります。
それは、「効率」や「成果」という言葉よりも、「意味」や「関係性」から話が始まるということ。
数字よりもまず、人の納得や小さな成功体験が先にあるのです。
そして、そうした小さな“実感”の積み重ねが、気づけば大きな成果へとつながっていきます。

DeCMOがこれからも大切にしたいこと

私たちの仕事は「変化を共につくる伴走」です。
経営の想いを現場の言葉に変換し、現場の気づきを経営の判断に戻す──その往復の中にこそ、組織が変わる力があると信じています。

創業から3年。DeCMOはまだ小さな会社ですが、
“現場が変われば、未来は変わる”という信念はこれからも変わりません。

あなたの現場では、どんな「小さな変化」が起きていますか?

松本

なぜ歯科クリニックで「お局問題」が起きるのか?

はじめに

多くの歯科クリニックで耳にする悩みのひとつが「お局問題」です。
特定のスタッフが強い影響力を持ち、院内の雰囲気を支配してしまう現象は、決して珍しくありません。
なぜ歯科医院でこうした問題が頻発するのでしょうか?

1. 小規模組織ならではの構造的要因

歯科医院は院長と数名のスタッフという小規模体制が一般的です。
役職制度や明確な階層がなく、スタッフ同士の力関係がそのまま職場の雰囲気に直結してしまいます。
結果として「勤続年数の長いスタッフ」が自然と発言力を持ち、リーダー的立場になることが多いのです。
加えて、「理念」や「職場としての方向性」が十分に共有されていないことも見逃せません。
組織として“何を大切にし、どんな医院を目指すのか”という共通認識が欠けると、
スタッフそれぞれが自分の価値観で行動し、個人の影響力が強まりやすくなります。

2. スタッフ構成とキャリアの特徴

歯科衛生士・歯科助手は女性が多く、同じ職場で長く働く人も珍しくありません。
一方で昇進やキャリアパスが少ないため、仕事上のやりがいが「人間関係の影響力」へとすり替わりやすくなります。
そのため「勤続年数=権力」となり、“お局”が誕生しやすい環境が生まれます。

3. 院長のマネジメント不足

多くの院長は臨床に強みを持っていますが、経営や人事マネジメントについて学ぶ機会は限られています。
人間関係のトラブルが起きても「波風を立てないために静観」してしまいがちです。さらに問題なのは、「なんとかうまくやっといて」という一言に代表されるような責任放棄です。
明確な指示や判断を避け、現場任せにしてしまうことで、
適性を見極めずに特定の職員へ裁量が集中し、結果としてその人が“実質的なリーダー”になるケースも少なくありません。
こうした構造が“お局”と呼ばれる存在を生み出す温床となっているのです。

4. 日本的な職場文化と患者接点の影響

日本の職場文化には「年功的な序列」や「先輩の言うことには従う」風土が残っています。
さらに、歯科医院では患者と接する時間が長いスタッフほど「患者からの信頼」を得やすく、その評価が「自分のやり方が正しい」という自己正当化につながります。
こうして院長よりも“お局”の意見が優先される逆転現象が起こることもあります。

まとめ

「お局問題」が歯科医院で頻発する背景には、

  • 小規模で階層がない組織構造
  • 理念・方向性の共有不足による判断基準の不統一
  • 女性スタッフ中心で勤続年数が権力化しやすい人材構成
  • 院長のマネジメント不足と責任放棄
  • 日本的な文化や患者接点の影響
    が重なっています。

放置すれば離職や職場の停滞につながりかねませんが、理念の再確認と職場全体での方向性共有によって、組織は必ず再生できます。
職場の雰囲気を整えることは、スタッフの定着だけでなく患者満足度の向上にも直結します。

「お局問題をどうやって解決していくのか?」について具体的なアプローチは改めてご紹介します。

松本のつぶやき|現場に入って、あらためて思うこと

私のクライアントの多くは、歯科医院の経営者です。
ご相談の多くは、「スタッフの主体性が育たない」「生産性が上がらない」「離職が多い」といった、経営者視点の課題に集約されます。

しかし、実際に現場へ入ると、違う景色が見えてきます。

スタッフから聞こえてくるのは、
「勉強しても、実践する時間がない」
「金を稼ぐための道具のように扱われている」
「どれだけ頑張っても、豊かになるのは院長だけ」
といった声です。

多くの医院では、スタッフのリソースを高めるために必要な環境や制度が整わないまま、付け焼き刃的な指導や単発の研修が行われています。その結果、学びは現場に落ちず、実践されないまま形骸化していきます。

さらに追い打ちをかけるのが、院長の何気ない一言です。
——トップへの期待とは異なる言葉
——立場や影響力への自覚を欠いた発言
それらが、スタッフのモチベーションを静かに、しかし確実に削いでいく場面も少なくありません。

私は、長く“従業員側”として雇用されてきました。
だからこそ、その違和感や疲弊の構造は、現場に入った瞬間に理解できます。

ただし、私の依頼主はあくまで経営者である院長です。
正義感を振りかざし、スタッフ側に立ち院長に抗議することが、私の役割だとは考えていません。


DeCMOの支援思想は、とてもシンプルです。
人を変える前に、構造を整えること。
精神論や気合ではなく、再現性のある仕組みで現場を支えること。


環境・制度・役割期待・言葉の使い方。
これらを整理し、スタッフが「学んだことを実践できる状態」をつくる。
その結果として、主体性や生産性が育ち、離職が減っていく——私たちは、そこに本質的な改善があると考えています。

依頼された業務を遂行する中で、私が密かに大切にしていることがあります。
それは、関わったスタッフ一人ひとりが、何か一つでも学びや気づきを得て、それを誰にも搾取されない「自分の財産」として持ち帰ってもらうことです。
それが、自信となり、次のキャリアを支える力になることを願っています。

同時に、私自身も問い続けています。
この仕事は、自分が納得するためだけのものになっていないか。

依頼内容に誠実に向き合い、現場に向き合い、人に向き合う。

——僭越にならぬように。
それでも、プロとして、誠実であり続けたい。

これが、現場に入り続ける中で、今の私が感じていることです。

「松本のつぶやき」について

このブログは、DeCMO代表・松本が、実際に歯科医院の現場に入り、業務を通して感じたことを率直に綴るシリーズです。

  • 特定の医院・個人を批判することが目的ではありません。
  • 成功事例だけでなく、違和感や葛藤も含めて言語化します。
  • 経営者とスタッフ、どちらか一方に寄らない視点を大切にします。

DeCMOは、人を変えるのではなく、構造を整える支援を行っています。
現場で起きている事象を「個人の問題」にせず、環境・制度・役割・言葉の設計として捉え直すこと。

この「つぶやき」が、経営者にとっては立ち止まって考えるきっかけに、
現場で働く人にとっては、自分の経験を言語化するヒントになれば幸いです。

松本

歯科衛生士向け 接遇力向上研修

7月某日、奈良県あやめ池にある上田デンタルクリニックにて、歯科衛生士を対象とした接遇力向上研修を実施しました。
今回のテーマは【患者満足度を高めるための振る舞いと対応力】
診療技術だけでなく、患者様が「また来たい」と思える安心感や信頼感をどう生み出すか。
それを日々のふるまいや言葉がけの中で、どのように実現していくのかを皆で見つめ直す時間を共有しました。


「患者様が求める接遇」を自分の言葉で考える

参加してくださったのは、ベテラン・中堅・若手と、立場もキャリアも異なる3名の歯科衛生士さんたち。

まずは、自分自身の棚卸しからスタートしました。
これまで大切にしてきたこと、仕事への向き合い方、得意なこと・課題と感じていること──。
自分を見つめ直す時間を通して、それぞれが「自分らしい接遇とは何か」を言語化してくださいました。


それぞれの背景と、今の思い

  • 長く臨床経験を積まれてきた方:「変化に対応するのに時間がかかる」と言いつつも、院長先生のフィードバックを前向きに受け取り、学び続けたいという真摯な姿勢を見せて下さいました。
  • 子育て中の中堅層の方:かつて一緒に働いた先輩の姿に感銘を受け、共感力を大切にして日々の業務に取り組まれていました。プライベートでは美容にも関心があり、そうした興味も患者様との会話のきっかけになっていると話してくれました。
  • キャリアの浅い若手の方:歯科衛生士歴の短かさから、個人としてまだ自信が持てず不安な思いを抱えながらも、「チームで協力しながら働くことを大事にしたい」という強い意志を語ってくれました。

「自分の大切にしていること」と「求められる役割」

今回の研修では、「一人の歯科衛生士として大切にしていること」と「クリニックの一員として果たすべき役割」の共通点を探していただきました。

共通点が多い人は、それをさらに磨くことができますし、少ないと感じた人も、意図を持って取り組むことで必ず近づいていけます。

自分の中にある「すでに持っている強み」に気づき、自信をもって臨床の場でそれらを活かすきっかけになれば嬉しいです。


次回に向けて

次回は、実際の現場での実地スキル研修を予定しています。
今回の振り返りで見えてきた「自分らしい接遇」に加え、歯科衛生士としての技術や所作の見直しにも取り組む予定です。

患者様とのやりとりの中で「どう振る舞うか」だけでなく、
「どう触れるか」「どんな手順で進めるか」といった実技の細部にまで意識を向け、
上田デンタルクリニックらしいケアの形を、チームで磨いていきたいと思います。

皆さんのさらなる成長が、今からとても楽しみです。

講師/松本

第二回 歯科医療従事者のキャリアセミナー

『今年はやらないの?』『ぜひまた開催してほしい!』
そんな嬉しいお声を多くいただき、昨年に続き、第二回「歯科医療従事者のキャリアセミナー」を2025年6月26日(木)大阪市中央公会堂内会議室にて開催いたしました。

今年も歯科衛生士の皆さまを中心に、人事マネジメント職の方にもご参加いただきました。そのうち約3割は昨年も参加されたリピーターの方々、キャリアコンサルタント資格所有者であり、本セミナーが大切にしている“継続的な学びや対話の場”として捉えていただけていることを実感しました。ご多忙の中ご来場くださった皆さま、ご協力いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

今年のセミナーのテーマは、
「お互いに選び選ばれる時代へ!納得できる職場・人材選びの新常識」

雇う側・働く側の一方通行ではなく、
「相互理解と納得感のあるマッチング」こそが、これからの歯科医療現場に求められる人材戦略であるという視点から、
キャリアの見直しや職場選び、人材育成の考え方を深める内容としました。


【対話と気づきに満ちた一日】

会場には、人材育成やマネジメントのほか、医院経営に携わるポジションの方も多くいらっしゃり、お互いの立場や経験に共感し語り合う姿があちこちで見られました。

参加者の皆さまの真剣な表情
  • 「自分の当たり前」が他人には新鮮だったという発見
  • “選ばれる人材”よりも“納得して選び合える関係”への共感の広がり
  • 自院の採用や育成に取り入れてみたいという前向きな声

など、それぞれの立場で“選ぶ視点・選ばれる視点”を再確認する場となったことです。

【第二回ならではの新たな試み】

また、今回のセミナーでは、第二回ならではの新たな試みとして、
労働者派遣事業を行う 株式会社アズライトリング 代表・猪嶋 憲 氏をゲストスピーカーにお迎えし、キャリア支援の現場と歯科医療の現場をつなぐコラボレーションセッションを実施しました。

人材紹介・派遣という立場から見える「選ばれる人・職場の共通点」や、
採用・就業支援の現場で直面しているリアルな課題など、
歯科業界の内側だけでは得られない視点を交えながら、非常に実践的なお話をいただきました。

参加者と真摯に向き合う猪嶋氏

特に印象的だったのは、参加者との質疑応答の時間
「職場を選ぶ時のポイントは?」「就職・採用後のミスマッチにどう対応するの?」「直接雇用と派遣の大きな違いは?」など、参加者が現場で感じているリアルな疑問が率直に投げかけられ、猪嶋氏が一つひとつ丁寧に応答される姿が印象的でした。

このように、専門家と直接対話できる機会が、参加者にとって新たな視野を広げるきっかけになったのではないかと感じています。


【セミナーを通して伝えたかったこと】

今の、歯科医療の現場で評価されるのは、「優れた技術がある人」だけではなく、
“組織の一員として信頼される人”そして“組織に相応しいふるまいができる人”だと考えます。

そのためには、働く人自身が
「何を大事にして働きたいのか」「どんな職場で力を発揮できるのか」
を言語化し、まずは自己理解を深めること、そして業界全体の動向やそれぞれの職場についての理解を深めることが、選び・選ばれるという関係性の質を高め、自己実現の一歩に繋がっていくということ。

【これからに向けて】

このセミナーは、単なる情報提供やスキル講義ではなく、
一人ひとりが自分のキャリアについて考え、共有し、刺激を受け合う対話の場を目指しています。

参加者の皆さまの振り返りの中に、


『ゲームをしながら価値観を知るのはとても和やかな雰囲気で、且つ、自分と他人の価値観の違いを認識できるので、良いなと思いました。』
『人数的にも多すぎず、じっくりお話し出来、楽しかったです!』

といった声がありました。

今後も、歯科医療現場で働くすべての人が、
“納得して選び、選ばれるキャリア”を描けるような支援を続けてまいります。

講師/松本

グループワークを通じて相互理解が深まった参加者の皆さま

キャリアコンサルタント更新講習

2月9日にキャリアコンサルタント更新講習「ナラティヴ・アプローチに学ぶ身に付けたいカウンセラーの姿勢」を受講しました。

キャリアコンサルタントは、労働者の職業に関する相談に応じ、助言および指導を行うことを職務としています。相談者の話を傾聴しながら、言葉にできない思いや、表現しづらい気持ちに共感し、理解しようと努めることが求められます。

それはすなわち、カウンセラーは「無知の姿勢」をもって“いつも相手から教えてもらう”というスタンスをとり、専門的知識や社会的通念をいったんおいて、好意的関心を持って語りに耳を傾けるということでもあります。

講師の先生から「無知の姿勢」の意味を学び、仲間と意見や感想を出し合い、共に考え、理解を深める大切な1日でした。

相談者の概念や価値観は、その人自身にしかわかりません。カウンセラーが専門家の衣を着て、知ったつもりになって関わることは“一方的な依存の対象”になるか“自身の先入観や解釈を上から押し付けてくる嫌な人”になるかのどちらかだと思います。

相手の語り語れなかったもの、あえて語らなかったもの

目の前にいる相手との関係においては、専門家としての衣を脱ぎ去り、耳だけではなく同時に心も傾け、共に考えていくことが、本当の意味での支援につながると改めて感じました。

今後も、相談者に寄り添いこれまでのキャリアを尊重し、晴れやかな気持ちで自己実現の一歩を踏み出す支援ができるよう、引き続き研鑽を積んで参ります。

キャリアコンサルタント 松本

DeCMOは創業二周年を迎えました

大切な皆さまへ

令和4年12月20日に誕生した私たちの会社は、皆さまの温かいご支援のもと、このたび二周年を迎えることができました。心より感謝申し上げます。

二期目も私たちにとって成長と挑戦の連続でした。歯科医療分野での取り組みをさらに深化させるとともに、チームメンバーと力を合わせて企業領域での研修業務を実施する機会を得ることができました。これにより、より幅広い視点から組織運営を支援し、多様なニーズに応える体制を整えることができました。

私たちの使命は、歯科医療の分野だけでなく、あらゆる組織において人と人のつながりを良好に保ち、共に成長するための架け橋となることです。この信念を胸に、キャリアコンサルタントとしての役割をさらに広げ、皆さまの自己実現をサポートする伴走者として共に進んでまいります。

二周年を迎えるこの機会を、新たな挑戦への出発点とし、より一層の成長を目指して邁進してまいります。引き続き、透明性と信頼性を大切にしながら、皆さまと共に明るい未来を築いていけるよう努めてまいります。

最後になりますが、これまで支えてくださったすべての皆さまに心から感謝を申し上げるとともに、これからも変わらぬご支援とご指導を賜りますようお願い申し上げます。

二周年を迎えるこの特別な日を機に、皆さまのさらなるご繁栄とご健康をお祈り申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和6年12月吉日
合同会社DeCMO 代表社員 松本優季


創業二周年、おめでとうございます

毎年、年末を迎えるたびに一年の早さを感じており、一日一日の大切さを感じております。
この一年のDeCMO社を振り返ると、「三方良し」の考えが様々な出会いを繋ぎ、本当に良い年になったと思っております。

私個人としても、この不確実性の世の中を突き進むために、様々な挑戦を繰り返し邁進できました。その中で、DeCMO社で私の強みである会社組織領域の知識を活かし、お客様満足に繋げられたことは本当に良かったと思っております。

DeCMO社創業後に私は松本の理念に共感し、アドバイザー/キャリアコンサルタントとして参加させてもらいました。
その理念を大切にし、今後もお客様・関係各社様・チームメンバー等、この出会いを繋ぐエンゲージメントを創出し続けたいと思っております。
今後とも引き続き宜しくお願い申し上げます。

合同会社DeCMO アドバイザー/キャリアコンサルタント 田中俊郎

今年2度目の解剖学実習

2024年12月1日に大阪歯科大学楠葉キャンパスで行われた、大阪歯科大学CST委員会公認 第三回「歯科医師のためのカダバー・サージカル・トレーニング~大規模災害のライフライン未復旧での状況を想定した身元確認訓練~」に参加しました。

大阪歯科大学 解剖学講座 主任教授 大阪歯科大学 CST委員会 委員長 上村 守先生、歯科法医学室 大草 亘孝先生、歯科放射線学講座 秋山 広徳先生、実際に被災地でご遺体の身元確認にご尽力されている先生方にお力添えをいただき、歯科医師、歯科衛生士、歯学部学生の皆さまと一緒に学びを得ることができました。

今回は、実際に起こると言われる南海トラフ巨大地震に備えて訓練を積んでおくこと、現場では

・実際のご遺体を目の当たりにした時の緊張や動悸がしてしまうことがある

・身元確認作業では常に冷静に物事を判断することが必要である

・現状は歯科医師が対応しているが正確かつ迅速に作業を進めるために、今後は歯科衛生士の力も必要となる

これらのことを踏まえて、実習に望みました。

ライフライン未復旧での状況という設定で行われた実習は、暗室下で用意されている限られた器具機材を使い、治療痕を含む各歯牙の所見を一つでも多く集めることでしたが、日ごろ生体にしか触れることの無い私たちにとって、ご遺体からそれらの情報を集めることは想像以上に難しいことでした。

肉眼では判断不可能な歯牙情報を得るためにレントゲン撮影を行うのですが、フィルム設定や照射角度に至るまで臨床とは全く異なるため、撮影したフィルムを現像してみると、あるはずの歯が映っていないということが何度もあり、設定や角度を再調整して正しい情報が得られるまで何度も撮りました。

実習最後のデンタルチャートを仕上げる工程まで、何とかたどり着くことができましたが、同じ班の仲間無くしては出来ないことでした。各人がこれまでに培ってきた、知識や経験、得意や強みを活かし連携して取り組むことが、正確で迅速なご遺体の身元確認に繋がることを学びました。

生前の篤志によって自らが解剖に提供することを申し出られた方々(ご献体者)と、そのことを同意されたご家族に深く感謝いたします。そして共に実習をして下さった歯科医師、歯科衛生士、歯学部の学生の皆さま、講師の先生方にも心より感謝申し上げます。またこの場所で再会し研鑽を積めるよう精進いたします。

歯科衛生士 松本

解剖学実習

2024年9月28日、29日に大阪歯科大学楠葉キャンパスで行われた、大阪歯科大学CST委員会公認 「歯科医師のためのカダバー・サージカル・トレーニング ~安全なインプラント外科・歯周外科を目指して~」に参加しました。

大阪歯科大学 解剖学講座 主任教授 大阪歯科大学 CST委員会 委員長 上村 守先生をはじめ、日本の歯科医療を最前線で牽引しておられる講師の先生方にお力添えいただき、歯科医師、歯科衛生士、歯学部・歯科衛生士学部の学生の皆さまと一緒に、2日間みっちりと学ばせていただきました。

今回は「顎関節」「下顎」「上顎」と3つのテーマで実習を行いました。それぞれの部位の解剖だけでなく、抜歯やインプラント埋入、上顎洞底挙上術など、歯科衛生士も歯科医師と同じ内容の実習をさせていただきました。この実習室の大きな特徴の一つにCTが併設してあることです。実際に埋入したインプラントや上顎洞底挙上術後の評価がその場で行えます。そしてCTやスキャナー解析の正確さを検証する実習では、術前の顎関節CT計測と解剖で取り出した実際の顎関節をスキャナーで計測してみるというもので、結果は誤差ほぼ無く実習に参加された皆さんと共に新たな事実としてアップデートできたことも貴重な経験になりました。

生前の篤志によって自らが解剖に提供することを申し出られた方々(ご献体者)と、そのことを同意されたご家族に深く感謝いたします。そして共に実習をして下さった歯科医師、歯科衛生士、歯学部・歯科衛生士学部の学生の皆さま、講師の先生方にも心より感謝申し上げます。同じ釜の飯を食った仲間の皆さまと、またこの場所で再会できるよう精進いたします。

歯科衛生士 松本