7月29日にスペインアンゴラ州の州都サラゴサにあるCENTRO ODONTOLÓGICO CANFRANCを訪問しました。
クリニック訪問前夜にはDr.Julio、Dr.Linaaのお二人と共に夕食を囲みながら、カンフランク歯科センターの運営マネジメントの話を伺ったり、意見交換をさせていただきました。
スペインも日本と同じくDX化が進んでおり、 クリニックがビジネス環境の変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、患者や地域社会のニーズを基に、技術やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立していることが伺えました。
DXをビジネスに導入することにより、
- 医療環境や患者の需要の変化が多様化する市場に素早く対応し、自社のビジネスを優位に進める
- 業務プロセスを自動化・効率化し、ヒューマンエラーの防止、社員の業務負担を軽減し生産性向上につなげる
- 既存システムをより管理しやすいものに改善し、業務の属人化を解消し、患者満足度の向上に繋げる
これまで何十年と続いた「紙による管理」から完全DX化にシフトするまでには4年余りの年月を要したそうです。取り組み始めた時期は、まさに新型コロナウイルスが世界的に広がりビジネス環境が一気に変わった時でした。そのような変化に柔軟に対応するためにも、患者の需要の変化をいち早くキャッチし、変化に対応できるサービス環境の検討、ビジネスモデルへの転換に挑戦したのです。新たな取り組みに戸惑うスタッフがいたり、前に進まなかった時でもDr.Julio は歩みを止めず、スタッフの不安の種を自ら時間をかけて取り除き、DXの必要性を常に周知し、それを成し遂げる方法を示し、その先に起こる未来を語りスタッフを牽引し続けて来たと言います。
まさに、Dr.Julio の出色のリーダーシップ、スタッフとの信頼関係、コミュニケーション力が組織にパーパスを浸透させたという感想を抱きました。Dr.Julioの情熱を肌で感じ、弊社もクライアントのパートナーとして最善を尽くして行くことを改めて決意しました。
これからも日西の交流を続けていこうと固い握手を交わし、クリニックを後にしました。
Dr.Julio 、Dr.Linaa、カンフランク歯科センタースタッフの皆さま、ご高誼を賜り御礼申し上げます。そして、今回の機会を与えてくれた現地のビジネスパートナーFrancisco Baraberan氏には一方ならぬお世話になり、誠にありがとうございました。 松本